VIRON antique

country:　france

type: 平皿プレート

size:　φ23.3cm

condition:　表面縁に１か所切込みキズあり。全体的に艶やかな美品です。エッジ周り幾つか釉薬の剥げあり。



フランス北東部、アルゴンヌ地方の窯で焼かれたとされる花絵皿。
ぽってりとしたリムプレートに描かれたのは、赤と青、緑で咲き誇る花々。
ビタミンカラーのような鮮やかな色合いが、夏の日差しに映えます。

手描きのゆらぎある筆致と、素地の揺らぎ。
そして裏面には、釉薬が剥げた3つの小さな丸い跡が残されています。
これは、焼成時に器を支える支柱（ピン）で立て掛けて焼いていた時代の名残。
この技法は19世紀前半に多く用いられており、
この器もまた1800年代のものと考えられる根拠のひとつです。

素朴でいて華やか。
棚に立てかけるだけで空間がぱっと明るくなる、
夏の景色に似合う貴重なアンティーク皿です。



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